AKBの重力シンパシーは多分意味は間違ってるけどタイトルとしては正解
数年前パチンコのタイアップとして提供されたAKBの楽曲、重力シンパシーという曲をご存知だろうか。
リリース当時はTVCMも流れており、AKBらしい赤の鼓笛隊風味のブレザー衣装が可愛らしく、CMが流れるのが少し楽しみだった。
またCMサビのダンスで渡辺麻友が上げる足を間違えているのも記憶にある。延々と自分のミス映像を全国で流され続けるって、どんな気分なのかちょっと気になる。
さて、タイトルにもなっているこの「重力シンパシー」というワードだが、よくよく考えるとそんなものは存在しない。
気になったので歌詞を調べてみたところ、「片思いしている相手と同じバスに乗り、急なカーブの遠心力で一緒に左右へぐらついてる車内でドキドキ☆」という内容。
どうやらその左右のゆらぎが同調している様子を「重力シンパシー」と表現しているらしい。
うーん、バスのカーブでゆらぐのって、重力じゃなくて遠心力じゃね?言うなれば「シンクロ遠心力」?「合力同調」?
でもシンクロっていうと、互いの意識があって同じ動作をしているイメージ。
決して、バスの後ろから「うへへ、なんかバス超揺れてて、あの子と同じ動きしちゃってるよ」と妄想にふけるようなニュアンスは含まれないように思う。
合力同調では力学用語臭が強すぎて、重力シンパシーというワードが持つ、切なさには到底及ばない。
くそう、秋元康め。ロマンチックな名前つけやがるな。やっぱりすごい。
大まかなイメージにあってれば、こまけぇことはいいんだな。こういうアイドルソングらしい大味さ、嫌いじゃないぞ。
調子にのって色々調べていたら、ちょくちょく変な歌詞の歌が見つかったので、またの機会にご紹介。