フィクション日記

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たつき監督が降板したけものフレンズは、果たしてけものフレンズたりえるのか

数時間前、けものフレンズ2期の制作からたつき監督が降板される、という非常にショックなニュースが流れた。

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けものフレンズの2期が制作決定してから、放送を楽しみにして数ヶ月。どうやらカドカワの意向らしい。なぜそんなことになったのかは、大人の事情うんぬんで明らかになることはなさそうだが、本人のツイッターで淡々と述べられている様をみると、多分撤回もなさそうだ。

 

たつき監督は監督だけでなく、演出や脚本やコンテまでやっていて、スタッフロールのほとんどがたつき名義になっていたくらいどっぷりだった。そんな彼がいなくなったけものフレンズは、果たしてけものフレンズたりえるのだろうか。かわいいんだか変なんだかの絶妙なバランスのキャラクターモデリングや、間の抜けたの中にちょっと核心に迫るスパイスが効いたストーリー、そして「わーい、たーのしー」などのついつい口ずさみたくなるワードチョイスなど、独特の世界観はどう継承されるのだろう。

もちろんけものフレンズは同人作品ではなく商業コンテンツ。いわばビジネスなので、よりお金を集められる方法があればそっちを選ぶのが会社組織というものだが、コンテンツ制作にそのままその考えをあてはめてよいのかと思う。特にけものフレンズのように属人的な制作体制をとっていた場合の対応は、なかなか難しそうだ。

 

けものフレンズの制作が中止になるよりはマシという考えもあるかもしれない。しかしながら、ヤマザキナビスコの契約終了騒動でリッツが美味しくなくなったのと同様、同じブランディングなのに残念な続編にされるのが一番辛い。

 

1期の最終回は冒険はまだまだ続く、というような綺麗なラストだった。そしてそこから発表される2期は、続きの物語だと信じていたのだけど、一体どうなるんだろう。

まだ次のスタッフは発表されていないけど、監督以外のポジションもノータッチなのかな。変に人気コンテンツになってしまったがための悲劇に見えて、色々絶望的。

 

続報を待ちたい。