コミュ障が選ぶ「辛いお釣の渡され方」三選
コミュ障だから、店員さんとのちょっとしたやりとりすら苦手。
「レシートいりません」とか「袋もう一枚ください」とか、すごく元気があるときじゃないと言えない。
そしていつも悩まされるのが、お釣りの受け取り。
払うまではレジに並んでる時に準備できるけど、「お釣りとレシートをもらってしまう」のフェーズが難しい。
後ろに人が並んでる時はもうタイムトライアルのようなもので、軽いパニックになる。
レジでのやり取りをテンポよく進めるには、店員さんの行動順序がこちらの予想と一致していることが大前提なので、順序が違うことをされるともうアウト。
コミュ障が恐れる、三大「辛いお釣りの渡され方」をご紹介したい。
1. 銭先後札タイプ
お札お釣りがあるのに、小銭を先にくれる店員さん。「あれ、今5千円札だしたよな?あと3千円返ってくるよな?」と一瞬不安になる。
そしてうっかりその予感が的中した場合、そこからが辛い。すいません、あの、今のお札、5千円札なんですけど みたいなやり取り。
そっちのミスなのに、なぜかこっちが申し訳ない気分になる。
2. 小悪魔タイプ
小銭の受け渡しで、上下から包み込むように手を握ってくる店員さん。
これをしてくる店員さんは、だいたい若くてそこそこかわいい女性。無意識に自分の行動がサービスだと思っているからなのだろうか。「ほら、嬉しいでしょ?」みたいな。
いや、嬉しいんだけどさ。タイミングってあるじゃん?人とのぬくもりはほしいけど、今じゃないんだよ。心の準備がない状態での触れ合いなんて、ただのドッキリだ。
しかも向こうから握ってくるのはセーフなのに、こちらから握り返したら一発アウトなのも腑に落ちない。
キモいのを承知の上で告白すると、これをしてくる店員さんを覚えて、ぬくもりが欲しい時にわざわざレジに並ぶ時が年に2回くらいある。
しかしそういう時に限ってしてこないので、恐らく彼女達には、下心センサーが搭載されているに違いない。
まさに小悪魔。完全に振り回されっぱなしである。
3. 全部のせタイプ
お札の上にレシートと小銭とクーポン券など、全部いっぺんに返してくる店員さん。
あれはもうどうすればいいんだろう。何をどう考えたららあの渡し方にたどり着くんだ?一度にしまえるタイプの財布なんて普通ないんだから、効率悪くない?
しかも店員さんの方も載せるのが大変そうで、たまに小銭にが転げ落ちたりする。
こちらがしまうのも時間がかかれば、店員さんも大変。完全なるいいとこなしだと思うんだけど、あれやるメリットってなんだろう。
他にも「無言で放られる」「すごく汚い硬貨が混じってる」などもあるが、どれも自分が辛いだけで済む。
しかし上にあげた3つは、店員さんもまた気まずい気分になる可能性を秘めている。また時間を食うことにより、後ろに並んでいる人にもさらなる被害者が見込まれる点などもポイントだ。
伊勢谷友介とか福士蒼汰は、お札の上にレシートと小銭が乗ってお釣りが返ってきたとき、どうやってしまうんだろう。一度でいいから見学させてほしい。